スポーツ系の習い事の魅力は、「大会」「試合」という同じ目標に向かって切磋琢磨する仲間と出会えるところです。
サッカーやバスケットボール、チアダンスなどの団体競技は、大会や試合を目指しチームで練習をするのでイメージがつきやすいと思いますが、水泳や陸上など、1人でプレーする事が多い個人競技にも他のお子さんと切磋琢磨し合える場面が沢山あります。
個人競技の習い事は、大前提として、自分のタイムや大会の記録にどれだけ近づけられるか、またチーム内で上位になることで試合に出ることが出来るなど、各個人の目標がはっきりしており、自分自身の目標に向けて各々練習しています。
各々練習しているとはいえ、習い事の時間内には、大変人数の少ない教室でない限り、おおよそ同じくらいのレベル同士でクラス分けやグループ分けされ、同程度のレベルの相手と組んで練習することも多くあります。
もちろん、同じ大会や試合を目指すお子さんもおり、自分の短所やクセなどを直すためにも、自分にできることを仲間に教え、仲間から助言をもらいながら、自分の長所を増やしていくことも多々あります。
よって、団体競技も個人競技も、切磋琢磨しながら良きライバル関係を構築できる仲間と出会えるので、お子さんの居場所となり得る習い事です。
また、スポーツ系の習い事は、学校内の運動部活動での人間関係がきっかけで不登校になったお子さんにも、おすすめできる点があります。
スポーツ系の習い事と部活動で大きく違うのは、習い事以外の時間は共存していないので、その時間以外の互いを知らず、純粋に競技を通して関係を構築できる点です。
「どんな試合や大会を目指し、どんなふうに頑張りたいか」という気持ちをまず大切にしたうえで、自分の競技レベルに合ったチームを選び入会すると、より精神的な負担なく、大会や試合という目標に向かうことができます。
【役立つ情報】外部リンク
- フィットネスクラブ内にある、スポーツ系の習い事に参加する(参考:コナミスポーツクラブ)
フィットネスクラブでは、お子さん向けの水泳や体操などの教室がよく開催されています。コナミスポーツクラブの他にも、セントラルスポーツ、ルネサンス、ティップネスなど、沢山のフィットネスクラブがあります。大手のフィットネスクラブが運営しているお子さん向けの教室では、教え方にマニュアルがあるので、指導者の技量に関わらず一定レベルの指導を受けることができます。マニュアルはあれど、指導者によっては習い事の時間内に、他のお子さん同士で、指導の一環として会話をする場面の多いクラスもあり、また、お子さんの競技レベルが高いほど、個人練習や指導の時間も増え、他のお子さんとの関わりが少なくなることもあります。体験教室などを通して、どんなクラスに配属されるのか確認するのも良いですね。また、夏季や冬季の短期教室も行われており、継続して通うことに不安があるお子さんは、短い期間で通うこともできます。
- 都道府県、市区町村などの自治体により公営されているスポーツジム内の習い事(参考:文京区)
公営のスポーツジムや体育館でも、お子さん向けのスポーツ系の習い事が開催されていることがあります。中には、ずっと継続できる習い事ではなく、季節ごとや、年単位で参加者を募集している場合もあるので、HPや広報を見る、該当施設に問い合わせるなどして、お子さんに合った教室が開催されているか調べてみても良いですね。
- 【子供の習い事】スポーツおすすめ人気15選とは?月謝や効果・注意点も解説!
お子さんが習いたいスポーツについて、かかる費用や効果、怪我のリスクなどを調べてから、実際に通うかどうか保護者の方と相談すると良いと思います。もちろん、実際にどのような効果が出るかは、お子さん一人一人によって違い、怪我のリスクもお子さんによって違います。それでも、お子さんの興味のあることを先に調べておくことで、心の状態の変化に早く気がつくことができたり怪我を未然に防げたり、必要な道具を把握することで出費を予想できたりと、いくつもの利点があります。
- 【子供の習い事】個人競技の一覧|特徴も合わせてチェック! | とこスタ
団体競技は個人競技に比べて、競技人口が多い傾向にあります。競技人口の少ない個人競技の習い事をすることは、すぐに多くの人と接する機会がありません。同年代のお子さんも少ないので「人と比べられることが少なくなる」など、お子さんによってはメリットになる要素もあります。