【同世代と楽しむ電車のイベント編】不登校の高校生・中学生・小学生の居場所や過ごし方

不登校は、お子さんにとって精神的な負担や孤立感を引き起こすことがあります。

特に孤立感を感じているお子さんは、お子さん自身が興味のある活動などを通じて、新しい人とのつながりを築くことが必要です。

不登校のお子さんにとって、新しい環境に身を置くことや積極的に人と関わることは、孤立感を軽減させてくれるだけでなく、成長や自己肯定感の向上につながる重要な一歩でもあります。

そこで本記事では、電車が好きなお子さんや電車に関わることに興味があるお子さんに焦点をあて、人との関わりをもつ方法として「同世代が集まる電車のイベント」への参加をオススメしたいと思います。

まず、家で電車の模型を扱ったり、一人で電車の写真を撮るなど、電車と関わる方法はさまざまありますが、実際に会場へ行くようなイベントでは、電車に関する知識や情報を得るだけでなく、お子さんが他の参加者と交流する機会も得られます。

また、本記事では同世代が集まるイベントに限定してオススメしていますが、そもそも電車の世界は多様な世代の人が集まる場のため、年齢制限のないイベントでは、同じ興味を持つ人同士とは言っても、参加者の世代がさまざまであることが予想されます。

多様な世代の人とは、生活パターンの違いなどから長期的な友人関係を築くのは難しいことがありますが、同世代同士の場合は連絡し合う時間が似ていることもあり、比較的友人関係を築きやすい傾向があります。

さらに、同世代が集まる場であるからといって、お子さんが通う学校とは全く違う場所であることも、イベントへの参加をオススメする理由の一つです。

子供の頃は、「学校」という場所が自分自身の世界のすべてであるかのような感覚に陥ることがあります。

頭では学校の外にも広大な社会が広がっており、多様な人々が沢山存在するとわかっていても、一度根付いてしまった「学校=世界のすべて」という認識を変えるのは難しいように思います。

しかし、イベントなどの不特定の人が集まる場は、学校と同じ同世代同士が集まったとしても、そこは学校とは別世界であり、全く異なるコミュニティであると、お子さん自身が感覚的に知るチャンスです。

お子さんにとって新しい場所だからこそ、電車という共通の話題もあって互いに話しかけることができたり、他愛ない交流が孤立感や不安を軽減したりする可能性もあります。

また、イベントへの参加には保護者の同伴が必要な場合もありますが、保護者が同行するメリットとして、お子さんの人との関わり方について新たな一面を見ることができることが挙げられます。

保護者同伴が必須のイベントの場合には、他のお子さんたちも保護者と一緒に参加しているため、互いの家庭環境の雰囲気を知ることができ、保護者同士がお互いにフォローしながらお子さん同士も交流する機会が生まれることもあります。

もちろん、お子さんが自発的に他の参加者と関わることが望ましいですが、保護者も交えて話すことで、お子さん同士の会話が弾むことや、保護者が会話をする姿を見て、お子さんが改めて人との関わり方を学ぶこともあるかもしれません。

【役立つ情報】外部リンク

  • YouTubeやSNSを活用して情報を収集しよう
    (例)JR東日本公式チャンネル(YouTube)
    (例)JR西日本公式チャンネル(YouTube)
    (例)JR東日本鉄道SNS一覧(JR東日本)
    (例)鉄道専用SNS Railil(JR西日本)
    JRや私鉄各線は、学生向けのイベントを頻繁に開催しています。情報収集の方法として、公式ホームページや駅や電車の広告をチェックするだけでなく、最近ではYouTubeや、多数運営されているSNSでも新着情報が公開されることがあります。例えばYouTubeの概要欄には、簡単な説明や公式ホームページのリンクも掲載されているため、興味のある内容があれば、公式ホームページで詳細を見てみてください。最近では、山形新幹線の新車両の試乗イベントの参加募集がありましたが、15歳以下のお子さんと保護者の専用車両が設けられるなど、一般の方向けのイベントにも、お子さん向けの特別な場が設けられることがあるようです。
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