【ダーツ編】不登校の高校生・中学生・小学生の居場所や過ごし方

学校へ行かないお子さんにとって、ダーツは、学校に代わる新たな居場所を作ることができるスポーツの一つです。

まず、ダーツ自体の魅力として、ダーツはルールを通じて適切な人間関係を築くことができるほか、点数を計算して投げることで計算力や戦略力を養うのにも役立ちます。

ダーツは個人競技であり、腕の違いは出てくるものの、矢を的に向けるシンプルなルールは初心者にも親しみやすく、競技へのハードルが低いのも特徴です。

そして、ダーツが学校に代わる新たな居場所となり得る一番の理由は、ダーツは礼儀やマナーを重んじるスポーツでもあり、ルールを守ることが重要視されていることです。

ダーツの起源は1450年頃のイギリスで、兵士たちが弓矢で競ったことに由来し、その歴史があるゆえに、ルールには紳士的な要素が根付いています。

対戦相手の集中力を削がないように行動することや、自分が勝っていてもはしゃがないなど、思いやりに基づいたルールがあります。

対戦の際には「よろしくお願いします」「ありがとうございました」などの社会に出たときに基本になるような挨拶を必ず言うのですが、こうした挨拶のルールも、お子さんの成長にとって重要な要素の一つです。

学校へ行かない場合、アルバイトやたくさんの人がいるような習い事の場などに行かない限り、社会的なルールや秩序を守るような場面は少なくなりますが、大人として社会に出る頃には、そういった当たり前のことができるようになっていなければなりません。

ダーツは、楽しみの中に常にルールがあり、スポーツのメリットだけでなく、多様な人が集まる場として社会に出る練習ができる場でもあるのです。

また、ダーツの大きな魅力として、ゲームセンターや漫画喫茶、ダーツショップ、ダーツスクールなど、気軽に楽しむことができる場所が存在することも大きなメリットです。

ゲームセンターや漫画喫茶では、あくまでもゲームや個人練習として楽しめるものですが、ダーツスクールはもちろん、日本スポーツダーツ連盟に登録しているようなダーツショップでは、基本的なルールを学ぶことができるところも多くあります。

そして、ダーツショップやダーツスクールでは、ルールを守るだけでなく、他の人から技術を学び、新たな仲間を見つけることも可能です。

ダーツショップは、年齢によって通える時間に制限があったり、保護者が同伴する必要があったりするところもあります。

事前に通ってみたいダーツショップに問い合わせるなどして、雰囲気や指導範囲を聞いても良いですね。

【役立つ情報】外部リンク

  • ダーツの魅力(WMプロダクション)
    ダーツがどのように健康や教育、人との繋がりに良い影響を与えるか解説しているページです。ダーツは体格の差や年齢、性別関係なくできるスポーツであり、障がい者と通常発達者が共存してプレイできるスポーツであると述べられています。身体的にメリットがあるだけでなく、コミュニケーションや絆を深められるスポーツでもあるそうです。
  • ダーツスクールの例(S.C. Darts School)
    ダーツスクールは、まだ数は多くないものの、プロのコーチからルールや技術面の指導を受けられる点が魅力です。一方、ダーツショップではルールを学ぶことはできても技術指導はされないところが多く、技術は独学で身につける必要があります。ダーツは上達するために沢山投げることが必要で、継続的な練習と忍耐が必要なスポーツです。独学では自身のクセに気づくことが難しいですが、ダーツクールに通うことでコツも掴みやすく、独学に比べてずっと早く上達することができます。
  • 日本スポーツダーツ連盟(JSFD)の公式サイト
    U-18向けの大会も開催されているダーツ連盟です。ダーツは人気スポーツと比較して競技人口が少ないかもしれませんが、こうしたイベントに参加することで、同世代の仲間と交流を深めることもできます。
  • 独学で技術を磨くためのオススメサイト
    ダーツボードのおすすめ15選(SAKIDORI)
    初めてでも高得点狙うコツ 初心者の投げ方3つのポイント(YouTube)
    独学でダーツを始めてみたい方や技術を向上させたい方には、自宅で手軽に楽しめるダーツボードを使った練習がオススメです。また、例えば本ではルールを学ぶことができますが、投げ方の感覚を掴むのは難しい場合もあります。そのような時は動画投稿サイトなどの動画を視聴して、自宅で反復練習するのも良いですね。ダーツショップや漫画喫茶などでダーツをプレイすると料金が発生しますが、自宅にダーツボードがあれば気軽に練習できるため、外でのプレイと併用して自宅で練習できるようにすると、より早く上達することができます。
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