【習い事:科学教室編】不登校の高校生・中学生・小学生の居場所や過ごし方

近年、人気の習い事に「科学教室」という科学を専門的に勉強する教室があります。

科学に関する習い事は、以前から通信教育の中に実験キットが入っていることがありましたが、教室へ実際に通う科学教室や、オンラインでリアルタイムに講義を聞くような教室も出てきています。

特に、教室へ実際に通う科学教室(以下、「通いの科学教室」という)は、科学実験教室、サイエンスクラブ、理科教室など、さまざまな名前で運営されており、まだ習い事として根強く定着してはいませんが、一都三県を中心にどんどん数が増えています。

通いの科学教室は、不登校となったお子さんの中でも、「科学や実験が好き」というお子さんには、特にオススメしたい習い事です。

その理由の一つとして、沢山の実験を行っている教室が多く、学校の授業よりも詳しく科学について学べるということが挙げられます。

他にも、同じ「科学」という分野に興味を持つ他のお子さんと出会えることや、実験をお子さん同士が協力して行う中で、社会性を身につけられるというメリットもあります。

そして、通いの科学教室は、学校の成績の優劣に関わらず「授業を受けるのは嫌いだけど、実際に自分が取り組める実験は好き」「科学の勉強は好きだけど学校の授業はつまらない」というお子さんにもオススメです。

不登校となったお子さんの中には、「学習スタイルが合わず、学校へ通いたくない」という気持ちを抱えているお子さんもいます。

同じ分野に興味を持つお子さん同士だからこそ、似たような気持ちを持つお子さんと出会うこともありますし、似たような気持ちを持つお子さん同士で共感し合うことは、保護者以外の人との間に生まれる安心感にもつながります。

安心できる環境や間柄の中で、共感できる仲間を見つけることは、お子さん同士がさらに互いに興味を持ち、学校に行かずとも社会性や協調性を身につけるための第一歩になるかもしれません。

また、この記事の冒頭で、通いの科学教室が増えていると書きましたが、全国的に見るとまだまだ数は多くありません。

お近くに通いの科学教室がない場合にも、全国の大学で、小学生〜高校生を対象にした「科学教室」や「科学講座」が開催されていることがあります。

大学主催の科学教室の多くは、夏休みや冬休みに単発的に開催されていますが、中には数日間通うようなものや、長期休み期間関係なく、定期開催されているところもあります。

近隣の大学で科学に関する講座が開かれているかどうか、併せて調べてみても良いですね。

【役立つ情報】外部リンク

  • ひらめき☆ときめき サイエンス-ようこそ大学の研究室へ
    日本全国の大学が小中高生向けに用意しているプログラムを検索することができます。このサイト以外でも、「(都道府県名) 大学 科学講座」などのキーワードでネット検索をすると、大学主催の科学教室を見つけることができます。毎年10月から入試時期にかけては比較的科学教室の開催が少なく、4〜9月は多く開催されている傾向があります。
  • 理科実験教室16選【2024年最新版】おすすめの習い事解説(コエテコ)
    習い事選びに悩む保護者の方に向けて、小学生向けの「理科実験教室」を紹介している記事です。理科実験教室は科学教室とは少し違い、物理学、化学、生物学、地学とさまざまな分野が含まれた「理科」について網羅的に学習することが多いそうです。「科学」というよりも理科全般に興味があり、幅広く学びたいというお子さんには、「理科実験教室」がおすすめです。
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