【習い事:ラグビー編】不登校の高校生・中学生・小学生の居場所や過ごし方

習い事でスポーツをすることは、体力や運動能力を養うことにつながり、運動不足やストレスの解消にも効果的です。

本サイトでも「スポーツ系の習い事」のなかで魅力をいくつかお伝えしています。

その上でこの記事では、スポーツ系の習い事の中でも、特にラグビーについてお話ししたいと思います。

ラグビーは不登校のお子さんにオススメのスポーツです。

なぜなら、ラグビーはチーム内での協力が特に重要なスポーツであり、ラグビーの練習や試合を通してお子さん自身のコミュニケーションスキルを向上させることができるからです。

コミュニケーションスキルが向上する理由として、ラグビーには、自分より後ろ側にしかボールを投げられないというルールがあることが挙げられます。

自分の背後にボールを投げるということは、チームメイトも基本的に自分の背中側におり、チームメイトの声を頼りにボールを投げ、プレーを進める場面が多くあります。

そのため、普段の練習から声を掛け合い、チームメイトの指示を理解する力を養うことが求められます。

練習中から声を出し合い、チームメイトが何を言っているのかよく聞く練習をしなければ、いざ試合の時に、チームメイトを信じてボールを投げることができないのです。

また、ラグビーは他のチームスポーツの球技と異なり、コンタクトスポーツ(競技者間で身体接触のある競技)であることも、コミュニケーションスキルの向上につながる要素の一つです。

ラグビーのコンタクトスポーツとしての有名な場面には、スクラムを組んで両チームがぶつかり、ボールを取り合っている光景があります。

この場面は、単にチームメイトと肩を組んで堅固になっているのではなく、押す方向やタイミングなど、相手に予測されないようにサインで指示を出し、戦略的に動いているのです。

このサインは事前にチーム間で決められており、練習中にチームメイトとよく話し合って複数のサインパターンを決め、繰り返しスクラムを組む練習をすることで、試合の際に一丸となって相手チームに攻撃をすることができます。

以上のように、ラグビーはチームメイトと練習の段階から沢山話し合い、互いを信頼して試合に臨むことが必要なので、自ずとコミュニケーションスキルが向上したり、社会性を高めることができたりする可能性が大いにあるスポーツといえます。

【役立つ情報】外部リンク

  • 「“多様性”が育つスポーツ」 元日本代表・廣瀬俊朗が語るラグビーの魅力(REALSPORTS)
    元日本代表「伝説のキャプテン」廣瀬さんによると、ラグビーにはポジションが多数ありますが、適した体格や性格はポジション毎に異なるので、多様性が必要とされるスポーツとのことです。互いに思いやりを持ち、一人一人の個性を尊重しながらそれぞれの役割を果たすことで、とんでもない化学反応が起き、できなかったことができるようになり、大きな達成感を得られるところがラグビーの一番好きなところだとおっしゃっています。
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