【実体験】まず家を出よう!ものがなくても大丈夫|最低限必要なものリスト

「家を出たい…でも、お金も物もないし…」

そう考えて、一歩を踏み出せずにいるあなたへ。
この記事は、かつての私自身のような、あなたの背中をそっと押すために書きました。

当サイトは、あなたが自分の足で立ち、自分らしい人生を歩むための「自立」を応援しています。
そして、その第一歩が「家を出ること」である場合が多いのも事実です。

この記事では、私が実際に「ほぼ何も持たずに」家を出て、最初の半年間をどう乗り切ったのか、そして、最低限何があれば新生活をスタートできるのかを、実体験に基づいて具体的にお伝えします。

トト

完璧な準備なんてなくて大丈夫だよ!むしろ、少ない物で始めるからこそ見える景色もあるんだよ

目次

実体験:筆者の「ほぼ何もない」半年間 – 不安と自由と、忘れられない安心感

生まれ育った家を出て、はじめて自分で賃貸を契約しました。
初めて自分の部屋の鍵を開けて入った瞬間、感じたのは「途方もない安心感」でした。
誰に気兼ねすることなく過ごせる、自分の家。これは何物にも代えがたい宝物でした。

しかし、同時に「物が…本当にない!」という現実にも直面しました。

最初の半年間は、まさにサバイバル。

  • カーテンなし: 朝日で目が覚める健康的(?)な生活。しばらくして100均で買った「すだれ」が、目隠しとほんの少しの遮光の役割を果たしてくれました。
  • 冷蔵庫なし: 食料は基本的に日持ちするものだけ。乾麺(パスタ、うどん、そば)、缶詰(サバ缶、ツナ缶、トマト缶は神!)、レトルト食品、そしてお湯を注ぐだけのスープや味噌汁が命綱でした。
  • 洗濯機なし: 週に1~2回、大きなカバンに洗濯物を詰め込んでコインランドリーへ通う日々。これは少し面倒でしたが、運動だと思って割り切っていました。
  • 電子レンジなし: 温めは全て鍋。調理も必然的に鍋中心になりました。

正直、少し辛いと感じる瞬間もありました。
仕事でクタクタに疲れて帰ってきた日、温かいご飯がすぐに食べられず、冷たいままか、鍋で温め直すしかない時。
雨の中、重い洗濯物を持ってコインランドリーへ行くも、乾燥機代をケチってしまい、生乾きの湿った服を抱えてとぼとぼ帰る時…

実家を離れ、自分の力だけで生活を切り盛りする経験は、何にも代えがたい自信と自由を与えてくれました
あの時の「自分の家に帰ってきた」という安心感は、今でも鮮明に覚えています。

トト

仕事で大変な日が続いても、安心して帰れる安全な家があるって、本当に幸せ!

【最重要リスト】これだけあれば大丈夫!家を出たらまず揃えたいミニマム装備

筆者が半年間生活してみて、「これだけは絶対に必要だった」と感じたものをリストアップします。
家探しの段階、あるいは契約直後に揃えるイメージです。

  1. 寝る場所の確保:布団ひと組
    • まずは睡眠。これがなければ体調を崩します。敷布団、掛け布団、枕。最初は安いもので十分です。(カバー類はあとでも何とかなりました)
  2. 身だしなみ:清潔感を保つ最低限
    • 最低限の服: 今着ているもの+着替え数セット。下着や靴下も忘れずに。
    • スーツ(持っているなら): 面接や、もしかしたら必要になるかもしれない場面用。家から持って出られる状況なら、ぜひ。
    • ハンガー数本&ピンチ(洗濯ばさみが沢山ついた物干し): 洗濯物を干す必需品。ピンチは下着や靴下を干すのに便利。
  3. 食事:自炊(?)の第一歩
    • 深い鍋とその鍋の蓋(1セット): 茹でる、煮る、温める、下手をすればこれでご飯も炊けます。万能選手。
    • おたま、木べら(または耐熱ヘラ): 鍋の相棒。
    • 長めの箸(菜箸兼用): 調理にも食事にも。
    • 深い皿(1枚): ご飯も麺類もスープもこれ1枚で。洗い物が少なくて済みます。
    • 食器用洗剤とスポンジ: 使った食器を洗うために。
    • めんつゆ:常温保存は、各メーカー推奨していません。食品の管理は、体調管理。気をつけて!
    • 包丁:大手スーパーの生活用品売り場に置いてあるくらいの包丁なら、何を切るにも困りません。
    • まないた:安くても100均でも大丈夫!
  4. 衛生:自分を清潔に保つ
    • 体を洗う洗剤(ボディソープ or 石鹸)
    • シャンプー・リンスやコンディショナー
    • バスタオルとスポーツタオル数枚
  5. 収納・作業スペース:部屋を少しだけ機能的に
    • カラーボックス(1~2個): 衣類を整理するのに最低限必要。組み立て式で安いものがあります。
    • 極安の座り机(ローテーブル): 食事やちょっとした書き物をするスペースに。折りたたみ式も便利。
  6. その他:生活の基盤と心の支え
    • スマートフォン: 連絡手段、情報収集、暇つぶし…現代の必須アイテム。充電器も忘れずに。
    • 大きなカバン: 洗濯物をコインランドリーに運んだり、買い出しに使ったり。丈夫なものが良いです。
    • カーテン代わりの「すだれ」(100均): プライバシー保護と最低限の遮光に。安価で効果あり。
    • 身分証明書、印鑑、通帳など: 手続きに必要な重要書類。
    • 簡単な掃除道具: フローリングワイパーや粘着カーペットクリーナー(コロコロ)などのうち、1つあったら便利。

「なくても大丈夫」を乗り切る知恵:節約&ミニマム生活術

家電がない生活は、工夫次第で乗り切れます。むしろ、節約のチャンスでもあります。

  • 冷蔵庫なし生活のコツ:
    • 乾物・缶詰を主食に: パスタ、そうめん、うどん、そば、春雨。サバ缶、ツナ缶、コーン缶、トマト缶、豆缶など。これらを組み合わせるだけで、意外とバリエーションが出ます。
    • 日持ちする野菜を選ぶ: 玉ねぎ、じゃがいも、人参などは冷暗所である程度持ちます。少量ずつ買いましょう。
    • インスタント活用: お湯を注ぐだけのスープ、味噌汁、カップ麺も時には頼りになります。
  • 洗濯機なし生活のコツ:
    • コインランドリーを計画的に: 週に何回行くか、予算はいくらかを決めておくと良いでしょう。乾燥機まで使うと高くなるので、部屋干しと組み合わせるのも手。
    • 少量なら手洗い: 下着や靴下など、ちょっとしたものは洗面台で手洗いするのも節約になります。
  • 電子レンジなし生活のコツ:
    • 鍋で温め直し: ご飯もおかずも、鍋で温められます。少し水を入れるのがコツ。
    • 蒸し料理: 鍋とザル(あれば)で簡単な蒸し料理も。
  • 食費をさらに節約:賄い付きの仕事を探す
    • もし仕事を探す状況なら、飲食店など「賄い(まかない)」付きのアルバイトや仕事を探すのは非常に有効です。食費が大幅に浮き、栄養バランスも取れやすくなります。私も一時期、賄い付きのバイトにかなり助けられました。

参考:筆者が当時よく作っていた、めちゃくちゃ簡単な料理(?)

納豆ツナパスタ: 茹でたパスタに、納豆1~2パック、油を切ったツナ缶1つ、めんつゆ(または醤油)を混ぜるだけ。刻みネギ(カット済みのもの)を買えた日は、もうご馳走気分でした。

あったか缶詰そば(うどん): 鍋に水とめんつゆ(または白だし)を入れて火にかけ、沸いたら乾麺を投入。茹で上がったら、イワシの蒲焼缶やサバの味噌煮缶などを汁ごとドーン!

トト

料理・・・だよね?

心の栄養を忘れずに:「命と同じくらい大事なもの」を連れて行こう

家を出る時、物理的に必要なものと同じくらい、いえ、もしかしたらそれ以上に大切なものがあります。それは、あなたの心を支え、癒してくれるものです。

筆者にとっては(これは例えばの話ですが)絵を描く道具でした。
新しい環境での不安や、物がなくて少し寂しい気持ちになった時、無心で絵を描く時間が、どれだけ心を落ち着かせ、前向きな気持ちにさせてくれたか分かりません。

それは、本かもしれないし、好きな音楽を聴くためのイヤホンかもしれません。
編み物道具、推しのグッズ、大切な写真…何でも良いのです。

新しい生活は、楽しいことばかりではありません。
心が疲れてしまう時もあります。
そんな時、「これがあるから大丈夫」と思える、あなただけの「大切なもの」を持っていくことを、強くお勧めします。
それは、あなたの新しい生活に彩りと、困難を乗り越える力を与えてくれます。

あると暮らしがもっと豊かになるもの:ステップアップアイテム

最低限の生活に慣れてきたら、少しずつ暮らしを便利にしていくのも楽しみの一つです。
必須ではないけれど、「あると便利!」と感じたものを紹介します。

  • 自転車: 行動範囲が格段に広がります!少し遠いけれど安いスーパーへ行ったり、気分転換に散策したり。中古で安く手に入れることも可能です。
  • アイロン: スーツやシャツのしわを伸ばすのに。特に仕事で必要な方は、あると印象が変わります。
  • 電気ケトル: すぐにお湯が沸かせるのは、思った以上に便利です。

半年後の変化:家電がやってきた!そして本当の「楽しい一人暮らし」へ

家を出て半年が経った頃、幸運にもボーナスが出ました。
私は迷わず、中古の家電量販店へ向かい、冷蔵庫、洗濯機、そして電子レンジ、おまけで掃除機を、6万円ほどで購入しました。

この3つの家電が我が家にやってきて、私の生活は劇的に変わりました。

  • 冷蔵庫: 食材の保存がきく・作り置きができる・冷たい飲み物も飲めます。
  • 洗濯機: コインランドリー通いからの解放!好きな時に洗濯できる自由を手に入れました。
  • 電子レンジ: 温めは一瞬。冷凍食品が食べられ、調理の幅が広がります。
  • 掃除機:あるとより清潔に!時短で掃除ができるようになりました。
トト

当時、予算より5000円高かった、オーブン機能付のオーブンレンジを購入したよ!お菓子を作って食べられるようになったんだ!

物がなくて少し辛かった半年間があったからこそ、家電のありがたみを心の底から感じました。
そして、この頃から「一人暮らしって、本当に楽しい!」と普通の人と同じように楽しめるようになった心から思えるようになったのです。

料理のレパートリーが増え、時間を有効に使えるようになり、生活の質が格段に向上しました。
物がなくてもスタートは切れるけれど、少しずつ自分の城を快適にしていく過程も、また楽しいものです。

家を出る最初の一歩は、思ったより軽やか。さあ、あなたも!

家を出るということは、大きな決断です。不安がないと言ったら嘘になります。でも、この記事でお伝えしたかったのは、「完璧じゃなくていい、物がなくても始められる」ということです。

最低限の荷物と、少しの勇気があれば、新しい扉は開きます。

筆者が初めて自分の部屋の鍵を開けた時の、あの「安心感」。
それは、何にも代えがたい、自立への第一歩を踏み出した日でした。

最初は少し不便かもしれません。
でも、工夫次第で乗り越えられます。
そして、自分の力で生活を築き上げていく経験は、あなたを強く、たくましく成長させてくれるはずです。

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